初めての裁判員制度ガイド


2009年8月3日に初の裁判員裁判が開かれたことは記憶に新しいでしょうが、
それから全国各地で裁判員裁判が開かれており、
裁判員制度が定着してきたかと思われていますが、
国民の間ではまだまだ裁判員制度への関心や、制度の理解などは低い状況と言われています。
しかも、各方面からは裁判員制度への問題点を指摘する声が高まっています。
そこで、裁判員制度について基本的なことから
裁判員制度のメリットデメリットをみてどのような制度なのかをもう一度おさらいしてみたいと思います。

また、裁判員制度で一番皆さんが知りたいと思っている「拒否や辞退ができるのか?」とか
「日当や交通費は支給されるのか?」「裁判員の候補者になる確率は?」など
いま疑問に思っていることを中心にまとめてみましたので、
裁判員制度に興味を持ったけど何から知ったらよいのか分からない方向けのコンテンツもご用意いたしました。


裁判員制度について難しいと考えている方も多いことでしょうが、
実は皆さんは今までにテレビや映画などで国民が裁判に参加している内容を観たことがあるでしょう。
外国のテレビや映画などでは実際の日本で実施されている裁判員制度とは少し違ったところもありますが、
だいたい制度的には同じなのでこれらを観ることで裁判員制度へのイメージも固まりやすいのではないでしょうか。

そこで、誰でも簡単に裁判員制度への理解が深まる海外ドラマをご紹介したいと思います。

『ボストン・リーガル』
アメリカのボストンに構えている高額所得者相手の法律事務所が舞台の法廷海外ドラマです。
法廷ドラマというととっても固いストーリーかと思うと決してそうではなく、
テンポよくコミカルに描かれているので、誰でも楽しめることができるドラマです。
このドラマでは数々の刑事裁判や民事裁判が出てきますが、
どのように裁判が行われて、どのように進行して、どのように裁かれていくのかを
色々な視点から描かれています。